SHE'D LIKE TO DIE

あまくてにがい味ってなによ

愛への執着心と欲望の終着点

 

 

護られた経験も捨てられた経験もすべて””愛””に基づく経験なんだろう。 愛された、愛された、愛された、それでも愛が足りなかった。愛したい、愛したい、愛したい、それなのに愛は足りなかった。愛への執着心。この欲望の終着点は一体どこだろう。追い求めて生きることは決して間違いなんかじゃないと思いたい。この欲望こそが””生きている””ってことなんだって信じたいの。

 

喫茶店デート、水族館デート、美術館デート、映画デート、お買い物デート。そんな胸が高鳴るようなデートを心躍るあなたとしたいの。くだらない話もあついあつい話もちょっとおおきく抱いた夢の話もぜんぶぜんぶ聞かせて。しあわせだったな、次はもうないかもな、でも、なくてもいいかもなんて思っちゃうくらい、しあわせだったな。帰りはあなたが奨めてくれた音楽を聴きながら電車に揺られるの。そんな時間にはたっぷりの愛が感じられるでしょ。

 

何も聞かない。何も言わない。何も知らない。でもなにもかもを好きになった気分でとなりにいたい。

 

今日はふわふわな夢をみた。知らない町のど真ん中でメリーゴーランドに乗りながら水色のソフトクリームを食べてにこにこしてたの。天気はくもりだったかな。でも気分はどんよりしていなかったな。これが現実だったらな。こんな日常だったらな。目覚めたくなかったな。

 

 

かわいい下着もかわいい服もデートのために買ったのに。おしごとなのよ。

 

 

おかねもちになってせかいせいふく。